脳梗塞リスク評価に関する用語|脳梗塞リスクマーカー(A6C)

脳梗塞リスク評価に関する用語

バイオマーカー

人が病気にかかった時、痛み・発熱などのさまざまな症状が出ます。こうした変化は、当然目に見える部分だけではなく身体の中にも起きています。ある種の病気では、罹患することによって血液中の特定の物質が増える(あるいは減る)ことがあります。例えば、何かの病気を発症した時にどのような物質が増えるかがわかっていれば、血液検査によってその物質の変化を調べることで、その病気の進行度やリスクが判定できます。こうした物質のことをバイオマーカーといいます。

ポリアミン

生命に必須の細胞増殖因子であり、生体低分子の一つですが、以前はその役割や作用機序があまり明確ではありませんでした。代表の五十嵐はポリアミン研究の草分けの一人で、日本における第一人者です。五十嵐の研究によって、ポリアミンの生理的な作用機序、ポリアミンのタンパク質合成における合成促進メカニズムが分子レベルで明らかになりました。

アクロレイン

アルデヒドの一種でCH2CHCHOの化学式で示されます。アルデヒドにはシックハウスの原因となるホルムアルデヒドや二日酔いの原因になるアセトアルデヒドなどがあります。

IL-6(インターロイキン-6)

細胞間コミュニケーションの機能を果たし、種々の生理現象や炎症反応などに関与している糖タンパク質です。炎症等が起こることで、マクロファージ等の免疫に関与する細胞や神経細胞などから分泌されることが知られています。

CRP(C-リアクティブ・プロテイン)

正常な状態では血液中にごく微量にしか存在しませんが、炎症や組織細胞の破壊が起こると血液中に増加するタンパク質です。IL-6が肝細胞に結合することで、肝臓からの分泌が誘導されます。組織の損傷に鋭敏に反応することから、炎症に対するバイオマーカーとして広く利用されています。

かくれ脳梗塞(無症候性脳梗塞)

自覚症状がない小さな脳梗塞ですが、脳卒中、認知症になりやすいと言われています。