Q 10 この検査で再発の危険性も予知できるのでしょうか。
ご質問
過去に脳梗塞を発症しました。こちらの脳梗塞リスク評価サービスで再発の危険性も予知できるのでしょうか。
ご回答
弊社の脳梗塞リスク評価は、細胞障害マーカー(細胞の壊れ具合と相関する物質)の「アクロレイン」という物質と、炎症性マーカー(炎症がおこる事と相関する物質)のIL-6とCRPという物質を測っております。
この3つを測ることで、脳の細胞の壊れ具合(血管が詰まることでその周囲の細胞が壊れる具合)を把握して、リスク値として評価をしております。
「脳の細胞が壊れる」という観点からしますと、壊れていない、または、壊れ具合が穏やかの場合はリスク値は低く、壊れ具合が大きい場合はリスク値が高くなります。
その点から、次のようなご利用は可能であると考えております。
・現在の状況として、細胞が壊れてきていないか(血管が詰まってきていないか)というリスク把握のためのご利用・医師の指導のもと、お薬をきちんと飲まれている生活の中で、今後の脳梗塞のリスクを把握していくということでのご利用・昨年のリスク値に比べて、高くなってきていないか?というリスク把握のためのご利用 など。
※上記はこれまでの研究の重ね合わせで、細胞の壊れ具合という観点から考えることが出来る結論ですが、一方で、1対1で(すなわち、脳梗塞を発症後の方を追跡して、リスク値と1対1で対応させて)きちんと調べる研究は、現在進行中であり、論文等として開示できるデータは現時点ではございません。